デモ口座でハイリスク取引をしてみよう
海外FX業者は、日本国内のFX業者の最大レバレッジ25倍に比べ、レバレッジ100倍、400倍、1000倍など高いレバレッジを利用できるので、ハイリスク・ハイリターン取引と言われる取引も可能です。
せっかく海外FX業者のデモ口座を開設したのであれば、勉強も兼ねて一度ハイリスク取引にチャレンジしてみることもおすすめします。
なぜならば、ハイリスク取引でどれくらい為替レートが動くと、どのくらいの損益がでて、損失方向に動いた際はどんな感じでストップロス(強制決済)されるのかを身につけられるためです。
経験で感覚を身につけておくと、デモ口座以外の実際のリアル口座での取引でも、「この値動きでこのロット数は危ないかも?」「この値動きは損切りした方が良いかも」「今は利益をもっと伸ばせるチャンスかも」と雰囲気が分かります。
目次
デモ口座だから出来るハイリスク取引
デモ口座で練習する内容で一通りFX取引に慣れてきたら、今度はハイリスク取引を試してみましょう。
ハイリスク取引とは、最大レバレッジぎりぎりで取引することを言います。
最大レバレッジぎりぎりで取引すると、数pips動いただけで強制ロスカットになってしまいますが、短時間で一方方向のみ動く経済指標時などには、強制ロスカットか大きく稼ぐかの赤か黒のようなギャンブル取引が可能になります。
通常、本当のお金を使ったリアル口座では、このようなギャンブル取引はリスクが高すぎてできません。
しかし、仮想のお金を使ったデモ口座であれば、いくら損失を出そうとも自分の財布は痛みません。デモ口座だから出来るハイレバレッジ取引を試すことで、強制ロスカットの体験ができるのです。
ハイリスク取引のやり方
FXのハイリスク取引は、最大レバレッジがどれくらいかによって、必要証拠金と資金(証拠金)が違ってきます。
まずは、ハイリスク取引をする海外FX業者デモ口座の最大レバレッジを確認します。
海外FX業者によって最大レバレッジは異なりますが、XMTrading(エックスエム)という海外FX業者は、最大レバレッジ1000倍を提供しており、ハイレバレッジ取引ができるのでオススメです。
ハイリスク取引をする場合の口座資金はいくら必要?
海外FX業者のXMは、証拠金維持率が20%を下回ると強制ロスカットになってしまう点も考慮して計算します。
例えば、デモ口座残高が50万円あり、ドル円120円の時に海外FX業者のXMで売買をするとしたら、どのくらいのロットを取引できるのでしょうか。
上記により、37ロットが取引できる計算です。
しかし、37ロットで取引してしまうと、証拠金維持率も0%になってしまうので、最大レバレッジを888倍とし実効レバレッジを700倍で計算し直してみます。
レバレッジ700倍では、29.16ロット(2,916,000通貨)が取引できる計算です。
必要証拠金の計算方法
取引できる通貨量を計算したら、必要証拠金がいくらなのか計算してみます。
ドル円が120円の時に29.16ロット(2,916,000通貨)を取引する場合の必要証拠金の計算してみましょう。
120円×2,916,000通貨÷888倍=394,054円
以上の計算により、29.16ロット(2,916,000通貨)を取引する場合は、394,054円必要なことが分かります。
前述の例では、デモ口座の残高が500,000円でしたから、500,000円÷394,054円×100=126.89%の証拠金維持率となります。
1pips動くといくら損益になる?
1pipsというのは、ドル円でいうと1銭(0.01円)にあたります。100銭で100pips=1円という意味です。ユーロや米ドルに関しても、FXは1pipsという最小単位で表現されます。最小単位が1pipsなので、0.1pipsや0.01pipsという言い方は基本的にしません。
ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルなどのドルストレート は、1pips=0.0001米ドルとなります。
さて、1pips動くといくらの損益になるのかということですが、今回の例では「2,916,000通貨(29.16ロット)」を取引しているので、下記の計算式になります。
2,916,000通貨×0.01円(1pips)=29,160円
上記の計算式により、1pips(0.01円)動くと29,160円の損益が発生します。
毎月第一金曜日に発表される米雇用統計に活用
毎月第一金曜日のニューヨーク時間午前8時30分に発表される米雇用統計は、為替が大きく動く経済指標です。
乱高下することもあれば、一方方向に為替が動くこともあり、ドル円では1円(100pips)前後、為替相場が動くときもあります。この経済指標を利用して、ハイリスク取引を試してみましょう。(リアル口座でこの方法はオススメしません。デモ口座でハイリスク取引を経験する為だけの紹介です)
米雇用統計は、アメリカの米非農業部門雇用者数が発表されます。各社アナリストが予想する数値や前回より雇用者数が多ければ、米ドルは買われ、雇用者数が減少し悪ければ米ドルは売られます。
この雇用統計時に先程の例、ドル円120円、最大レバレッジ888倍、口座残高50万円、29.16ロットの条件で売買したとしたら、1円動くといくらの損益になるのでしょうか。
2,916,000通貨×1円(100pips)=2,916,000円
以上の計算により、投資金50万円で1円の為替変動により短時間で2,916,000円の利益になります。
逆に損をしたとしても、海外FX業者のXMは、マイナス残高リセット(ゼロカット追証なし)のシステムがあるので、投資金以上の損失にはなりません。
よって口座残高の50万円を失うか、2,916,000円を稼げるか、となり、損失限定利益拡大を狙えるのです。
ハイリスク取引は、ハイレバレッジ取引とも言われ、最大レバレッジぎりぎりで取引することを言います。
最大レバレッジぎりぎりで取引すると数pips動いただけで強制ロスカット水準まで達してしまうので、主に一方方向に為替相場が動きやすい経済指標時にギャンブル取引として利用されます。
マイナス残高リセットの(ゼロカット追証なし)のシステムにより、損失は限定され利益を最大限に伸ばせる手法です。
リアル口座でも試すことができますが、投資ではなくギャンブルとなってしまう為、推奨はしません。ただ、デモ口座で体験しておくことにより、経済指標時の取引の参考にはできるでしょう。